2011年2月13日日曜日

私の敬愛する天明 茂先生(公認会計士)について

今回は、私の最も敬愛する「公認会計士の天明 茂先生」について、お話させていただきます。
天明先生は、公認会計士のお仕事のかたわら「宮城大学」で教授をなっさています。
 公認会計士でありながら、真っ向から「市場経済主義に問題あり!!」と、お話される、ユニークな先生です。

又経済学者でありながら、「農業」に対しても見識が深く「無農薬無飼料農法」を推進されるなど、とても幅広い活動をなさっています。

写真が天明 茂先生です、先生はホームページのご自分の
プロフィールのなかで、
「信 条」について、
「目に見えない貸方と目に見える借方のバランスが会計」
「全ては我が反映」と教えてくれたのは恩師薄衣佐吉先生(公認会計士・元日本大学教授)
「君は目が悪い、心眼を開け」と恩師から言われたのが40年前。私が強い近眼なのを指して言われたもの。どこに心眼があって、どうすれば開くことができるのか分からないまま歳月が過ぎましたが、20年前に縁あって京都在住の師より心眼を明けて頂いた。いまでは、会計は『損得』計算にあらず『尊徳』計算なり」と確信している。
 

会計を「損得」と表さず「尊徳」と表すところが、私が尊敬する所以です。

その先生のホームページのなかに、「ちょっといい話」というコーナーがあるのですが、
「がん保険」の販売に携わるわたしにとって、とても感動した話がありましたので、
転載させていただきます。


「みっちゃん」の話

みっちゃんは中学に入って間もなく白血病を発症し、入退院を繰り返しながら、厳しい放射線治療に耐えていました。間もなくみっちゃんの頭髪は薬の副作用ですべて抜け落ちてしまうのです。
 それでもみっちゃんは少し体調が良くなると「学校へ行きたい」といいました。不憫に思った医師は家族にカツラの購入を勧め、みっちゃんはそれを着用して通学するようになりました。
 ところが、こういうことにすぐに敏感に気づく子供たちがいます。
皆の面前で後ろからカツラを引っ張ったり、
取り囲んで「カツラ、カツラ」「つるつる頭」とはやし立てたり、哀しいいじめが始まりました。

担任の先生が注意すればするほど、いじめはエスカレートしていきました。見かねた両親は「辛かったら、行かなくってもいいんだよ」と言うのですが、みっちゃんは挫けることなく毎日学校に足を運びました。

(中略)

つらいいじめの中でも頑張って学校に通ったのは「友達を失いたくない」という一心からでした。
 二学期になると、クラスに一人の男の子が転校してきました。その男の子は義足で、歩こうとすると身体が不自然に曲がってしまうのです。この子もまた、いじめっ子たちの絶好のターゲットでした。

 ある昼休み、いじめっ子のボスが、その歩き方を真似ながら、ニタニタと笑って男の子に近づいて行きました。

またいじめられる。

誰もがそう思ったはずです。

ところが、男の子はいじめっ子の右腕をグッと掴み、自分の左腕と組んで並んで立ったのです。そして「お弁当は食べないで、一時間、一緒に校庭を歩こう」。
毅然とした態度でそのように言うと、いじめっ子を校庭に連れ出し、腕を組んで歩き始めました。

 クラスの仲間は何事が起きたのかしばらくは呆然としていましたが、やがて一人、二人と外に出て、ゾロゾロと後について歩くようになったのです。

男の子は不自由な足を一歩踏み出すごとに「ありがとうございます」と感謝の言葉を口に出していました。その声が、仲間から仲間へと伝わり、まるで大合唱のようになりました。みっちゃんは黙って教室の窓からこの感動的な様子をみていました。

 次の日、みっちゃんはいつも学校まで来るまで送ってくれる両親と校門の前で別れた直後、なぜかすぐに車に駆け寄っていきました。そして付けていたカツラを社内に投げ入れると、そのまま学校に向かったのです。

 教室にはいると、皆の視線が一斉にみっちゃんに集まりました。しかし、ありのままの自分をさらす堂々とした姿勢に圧倒されたのでしょうか、いじめっ子たちはあとづさりするばかりで、囃し立てる者は誰もいませんでした。

「ありがとう。あなたの勇気のおかげで、自分を隠したり、カムフラージして生きることの惨めさがわかったよ」。みっちゃんは晴れやかな笑顔で何度も義足の男の子にお礼を言いました。

 しばらくすると、クラスに変化が見られ始めました。みっちゃんと足の不自由な男の子を中心として、静かで穏やかな人間関係が築かれていったのです。

みっちゃんに死が訪れたのはその年のクリスマス前でした。

息きを引き取る直前、みっちゃんは静かに話しました。

「私は二学期になってから、とても幸せだった。

あんなに沢山の友達に恵まれ、あんなに楽しい時間を過ごせたことは本当の宝でした」と。
(文学博士 鈴木秀子さんの「人生を照らす言葉」から)

とても感動し、哀しいお話ですが「公認会計士」のホームページとは思えませんよね。
こんなところからも、先生の人柄が読み取れると思いました。

是非一度先生の、ホームページをご覧になってください。


ホームページはこちらです。「天明研究室」

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