2011年11月30日水曜日

宮城の地で頑張っています!

震災から8ヶ月が経とうとしています、窓からの景色は瓦礫はほとんど無くなったものの「荒りょう」とした景色が相変わらず広がっていますが、「被災地」も良きにつけ悪しきにつけ変わってきました。

良かったことは、「スーパーマーケット内」での、女性達の会話の内容が日に日に「日常生活」に則した内容となってきたことです。それは楽しい話題ばかりではありませんが、最後に「頑張ろうね」が
合言葉のように交わされます。

悪いことは(私、個人の感想ですが)仮設住宅に住む人達と、自宅が難を逃れ自宅に住む人達との間に、見えない壁が出来つつあるように思います。

仮設住宅の入口には、防犯の為か「パトカー」が常駐していることが多いのですが、在宅の方たちは、仮設住宅の敷地に入る時に遠慮がちになってしまいます。

又「復興支援」のイベントも仮設敷地内で行われることが多く、仮設住宅外の方達は遠巻きにそれを
眺めている状態です。

是非見えない線を引かない取り組みを行っていただきたいと思います。

これらの瓦礫も今は綺麗に片付いています。


そんな日常生活の中、最近うれしい出来事がありました。仙台市内の仮設住宅にお住まいの、
お客様宅に訪問し、今後の生活再建や住宅ローンの返済等についてご相談を受けた帰りに、
「これ皆で作って、近隣の小学校などに寄付してるのよ!小川さんもお子さんに差し上げてね」
と、一枚のタオルから作った「ぞうさんハンドタオル」でした、お世話になった方達に何かお礼が
したいとの一心で作られたのだと思いますが、

津波で全て流されながらも、東北の人達の義理堅さだけは「流されなかった」のだと思いました。