2011年4月22日金曜日

避難所で炊き出しを行いました。

震災から1ヶ月以上が過ぎ、自宅が難を免れた私達はライフラインも復旧し徐々に震災前の生活に戻りつつあり、被災された方達に何かできないか考えるようになりました。
避難所には生活物資は現状足りている状況とのことで、食事等の炊き出しではなく、「おしるこ」の炊き出しを行いました、避難所ではお年寄りやお子さんが多いので大変喜んでいただきました。




今年の東北は、桜が開花した後も雪が降るなど、本格的な「春本番」ではないので暖かい「おしるこ」が少しでも皆さんの疲れを癒せれば幸いです。

 その後避難所の近くの老人ホームにも「大人用紙おむつ」「ミネラルウォーター」「消毒用用品」
「介護用下着」など皆様のご協力により届けることができました。



こちらも、職員さんに喜んでいただきました。
こちらの「老人ホーム」は「デイケアセンター」にもなっており、地域の在宅介護を受けているお年寄りの方達の大切な施設でもあり、引き続きバックアップしたいと思います。

 当社は、保険の販売を地域密着型の営業を行ってきましたので、日頃お世話になっている地元地域を微力ですが、今後とも出来る限りバックアップしたいと思います。

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2011年4月20日水曜日

地震保険

東日本大震災から早1ヶ月を過ぎ、被害の状況がだんだん詳しく解ってまいりました、亡くなられた方に対しては本当にに悔しい思いで一杯です。

 また幸いにも難を逃れた方におきましても、津波や地震で自宅を無くされた方も少なくないと思われます、今回は地震保険についてお話したいと思います。
以外と知られていないことですが、地震保険という保険は厳密に言うとありません。
地震保険は単独の保険ではなく「火災保険」に付ける保険なのです、ですから現在火災保険に加入されている方が地震保険が、付いてるか付いていないかまず確認しましょう。
住宅を購入する際に、多くの方が「住宅ローン」を利用されると思いますが、銀行や公庫で住宅ローンを契約する際に「火災保険」の加入をなかば強制的に加入させられますが、その際に火災保険加入額のチェックは行われますが、地震保険の加入については厳密に行われておりません。
 このような状況により地震保険に加入されていない方が以外と多いのです。
更に、火災保険は住宅ローンの返済期間と同じ期間加入できますが、地震保険は最長5年間の更新型なので、住宅購入から5年を過ぎ「更新」がなされず地震保険の未加入状態となっている方が
かなりいらっしゃいます。

入っているつもりが、補償が切れていたという状態では大変ですので、この際チェックしてみましょう。(現在、火災保険の保険料控除が廃止され、地震保険の保険料のみ税金の控除がありますので、サラリーマンの方は年末調整の際に地震保険料の控除証明が届いているかどうかが、目安となります)
 次に補償内容ですが、補償額は加入している火災保険の半分又は5千万円までです。
そもそも地震保険は、国の指導のもとに作られた保険ですので、どこの保険会社で加入しても補償内容と保険料は同じです。(但し対象物件の耐震構造により割引があります)














では今回の地震や津波の天災で被害を受けた場合どのように補償されるのでしょうか?

まず被害を受けた際に、対象物件の被害を分類します、分類は以下の通りです。

「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」の4つに分けられます。

「全壊」の場合は補償額(火災保険補償額の半額)の満額が支払われると思われるとお考えでしょうが、地震保険の場合は被災した時の時価額となっています。
 火災で全焼した際の補償額は、新価(新たに建築する際の費用)で算出し支払われますが、地震保険は違うので、気をつけましょう。
 結果として、古い建物については補償額は低くなります。 家財に対する地震の際の補償も基本的に同じです。

では、加入していても意味が無いのかというと未加入よりは絶対加入していた方が、よいでしょう。
「阪神淡路大震災」の際に支払われた「地震保険」の保険金の算出と、今回の「震災」の支払われる「保険金」の算出方法は、国の指針にのっとって行われるので、今後支払われる実績を、第二段で報告させていただきます。

2011年4月6日水曜日

被災者になってしまいました。

私の事務所は宮城県の仙台港と松島湾の間の沿岸部にあります。
3月11日午後2時46分まで、普通の日常が私のまわりで流れていました。
最初は小さな揺れが段々大きくなり、やがて立っていられないほどの揺れに変わり「まだ終わらない まだ終わらない」と、非常に強い揺れが5分以上続きました。

「本当に死ぬかも」と思いました、人間は本当に怖い時って何もしゃべらなくなるのですね、
地震がおさまり我に帰るまでの間の数分間みんな黙って立っていました。

その時から非現実の生活が始まりました。
ニュース映像でしか見たことがないような光景が目の前で展開し、街から音が消えました。
正しくは「音が耳に入ってこない」状態です。
 まず子供達を学校に迎えに行きました、外は季節はずれの吹雪で学校に着くと娘は吹雪の中
校庭で泣きじゃくっていました、よほど怖い思いをしたのだと思います。
娘を自宅に連れ帰り、今度は息子を中学校まで迎えに行くのですが、通常沿岸部を通って行くのが一番近いのですが、街中に出る際に横ぎる川を渡るとき見えるはずの無い川底が見えていましたその時はじめて「大きな津波が来る」と感じたのです。
 
その後は、どこをどう走ったのか息子の学校にたどり着き、息子を車に乗せ又無我夢中で家まで帰りました、「とにかく水の来ないところ」を考えながら走っていたのですが一部で川が氾濫し道路にあふれ出ている箇所があり、「津波に追われている」とはっきり認識しました。
普段なら15分程で帰れる距離を1時間かけてやっと自宅にたどりつきました。

ライフラインは全滅です。
電気 水道 電話 など全てが止まり情報はラジオのみになってしまい、窓の外は本当に真っ暗闇
で、星ってこんなにあるんだと思うほど満天の星空でした。
映像による情報が無いため、(携帯のワンセグTVは見れたのですが小さい画面では実感が掴めません)リアルに把握できない状況でした。
それでも津波による被害が尋常ではないことがラジオで解り、家族が寝た後も海の方を見つめ寝ることができませんでした。
 そして真夜中に今度は突然のすさまじい爆発音がしたかと思ったら、空が急に真っ赤になり自宅から2㌔程先の石油コンビナートから、すさまじい煙と炎が上がり始めいよいよ現実に起こっていることが、どのくらいすごいことなのか解ってきました。

ようやく朝になり、家のまわりの状況を確認しようと外の出たのですが、見慣れた光景が一変していました。
津波は自宅の150メートル程まで押し寄せてきて、在るはずの無いところに家が有り、見えるはずの無い海が見えました街の様子が全く変わってしまいました。

近所の海水浴場がコンテナだらけになっていました。

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