2010年9月17日金曜日

がん治療の現実

ガンにかかった人が、入院や手術をしてガンを克服した様子をTVなどで見ることがありますが、ガンで入院した人は何日ぐらい入院しているのでしょうか?




厚生労働省が平成20年に行った「患者調査」によると、悪性新生物(ガン)で入院した人の平均的な入院日数は、22.4日だそうですガンの発生部位別に見ると、「気管、気管支及び肺」が27.2日、「胃」は26.8日、「肝及び肝内胆管」22.4日、「大腸」19.2日となっています。いずれも1ヶ月に満たないのですね




そして、この入院日数は年々減少傾向にあるといわれています。平成17年の同調査と比べてみると、ガン全体でも、約2日間の短縮「大腸ガン」は10日以上も短くなっていることが分かりました。最近は、内視鏡手術など開腹せずに済む手術方法も進歩しています。医療技術の進歩も、入院日数の短縮化に影響しているのかもしれません。






入院日数が短くなって、治療費も減るなら嬉しいのですが、実際はどうなのでしょうか?ガン患者を対象とした調査によると、「医療機関への支払総額」について、最も人数が多かったのは「50万円未満」の3,688人(47.1%)でした。次いで「50~100万円未満」892(11.4%)、「100~150万円未満」318人(4.1%)となっています。先進医療など健康保険が適用されない治療を受けると、治療費も高額になります。実際、150万円以上かかったという人も272人(3.5%)いました。



また、「退院後も通院しながら放射線治療を続けている」とか、「日帰り手術だった」「短期入院で先進医療を受けた」という話を聞いたことがあります。やはり、入院日数とは関係なく治療費はかかるようです




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